至仏山へバックカントリーに行ってきました。
念願のバックカントリーデビュー戦。
期待と不安と色々な気持ちが入り混じりながらの
初めてのバックカントリーでしたが
なんともほろ苦い結果に(涙
そんなバックカントリーデビュー戦の
様子を書き留めておこうと思います。
初めてのバックカントリー〜至仏山へ行ってきた
2022年4月23日に
群馬県の尾瀬にある至仏山へ
バックカントリーに行ってきました。
テレマークスキーを始めてかれこれ
6,7年経ちますが色々事情があって
今回が初めてのバックカントリーになりました。
今回はベテランのテレマーク仲間の方達に
連れて行っていただき
私含めて4人のパーティーで行くことに。
ワクワクしながらも不安もありと
緊張しながらのデビュー戦
色々な意味での洗礼を受けたのでした。
今回一番の洗礼は何と言っても
足を負傷してしまい
下手したら救助要請かという事態に。
(結局自力で下れたので救助は大丈夫でした)
なんともほろ苦いデビュー戦となったのでした。
ということで
とりあえずはバックカントリーデビューできたので
想像と実際のギャップがだいぶ埋まったのは
ありがたかったですね。
今回はそのようなことも踏まえて
色々書いておこうと思います。
尾瀬は素晴らしい景色だった
戸倉にある尾瀬第一駐車場に7:00くらいに到着。
思ったより空いている感じでした。
そこから乗り合いタクシーやバスで
鳩待峠まで行くのですが
やはりそんなに並ぶことなく7:30頃出発。
我々はタクシーが行ってしまったので
20人くらい乗れる小さいバスに乗りました。
板はバスの下に入れることができたので良かったです。
30分ほどで鳩待峠に到着。
たくさんのスキーヤー、ボーダー、登山者の方で
にぎわっていましたね。
↓鳩待峠です。
↓雪多いですね。
青空も見えていて木々の向こう側が至仏山になります。
我々は至仏山目指す人はこの左側から出発します。
それもそうで至仏山は毎年4月の後半から
GWまで2週間ほど残雪期限定で解放されるので
みんなこの時期を待ってましたとくるようです。
そんな中トイレ、身支度等を済ませ
初バックカントリーの開始です。
ドキドキしながら8:15頃に出発しました。
初のシール登行も初めてなので
全てがドキドキです。
今回のルートは至仏山から
ワル沢沿いに下って鳩待峠に戻るので
まずは至仏山目指して登ります。
↓こんな木々の中からスタートでした。
↓登り始めて1時間20分木々を抜けると
小至仏山、至仏山が見えてきました。
素晴らしい〜
↓そして10:30頃オヤマ沢田代付近に到着。
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が見えます。
これだけでも登ってきた甲斐がありますね。
少し休憩して手前に見える小至仏山をトラバースして
至仏山を目指します。
↓手前が小至仏山。奥に見えるのが至仏山。
たくさんの人が向かっていますね。
そして我々は結局、
小至仏山をトラバース後
至仏山の手前からワル沢に向けてドロップインしました。
なぜかというと私が登りで
かなりスローなため時間的に山頂は
踏まず早めにドロップインした訳なんです。
いや〜正直かなり疲労困憊で
だいぶ足をひっぱっちゃいましたね。
みんな登るの早いのなんのって。
さあ初のバックカントリーでの滑りです。
まず最初の滑り、雪質は時折止まる雪ですが
とりあえず滑り降りれました。
いけそうだなと思った次の滑りで
止まる雪で板に少しブレーキがかかった時に
前にバランスを崩し、前からツッコミ転倒。
その際に左足首をひねっちゃいました。
どうやら転倒の際に左の板のトップが引っかかり
そのまま足が持ってかれてひねったようです。
かなり痛い(涙
やっちまった!
降りれるか?
救助も一瞬よぎりましたが
立てたのでちょっと一安心。
左足首ひねると痛いがなんとか
自力で行けそうだったのでそのまま下ることに。
下る時、ずっとハの字で
右にばかり体重かけていたのでかなり右足筋肉プルプル。
なんとか気合いでワル沢と川上川の合流地まで到着。
鳩待峠までの登りはまだ残っているけど
とりあえず一安心。
しかしマジで焦ったなあ。
初めてで救助だけは避けたいもんなあ。
一旦合流地で休憩しましたが
その時ブーツ外して左足首のくるぶし見たら
かなり腫れてました。
捻挫?骨折?
とりあえず日曜日病院行かねば。
ということで
休憩後、なんとかシール登行で
鳩待峠まで行けたので無事ではないけど下山できました。
あとはタクシー乗って駐車場まで戻り
今回のバックカントリーは終了。
なんともほろ苦いデビュー戦でした。
今回、写真が全然撮れなかったなあ。
なぜならついていくのが必死で
そんな余裕がなかったのと、怪我してしまったから。
特に怪我した後は全く写真撮ってないので
文章ばかりになってしまいました。
バックカントリーデビュー戦はほろ苦い結果に
今回の初めてのバックカントリーは
なんともほろ苦い結果になってしまいました。
怪我もそうですが他にもほろ苦いことがあった
ので次に活かすために回顧しときます。
まずは第一に足の怪我。
結局、病院に行きレントゲン撮ったら
骨折していました。
左足外果骨折。
全治1ヶ月以上という結果に。
初のバックカントリーで骨折。
来シーズンはおそらく怖さとの戦いになりそうです。
それを払拭する技術を磨くしかないな。
テレマークスキーの技術が全然未熟なのを痛感。
山で滑る技術を会得しないとだなあ。
第二に初めてのシール登行で大苦戦。
慣れもあるかもしれないが体力的にも
同行者について行けず終始バテバテ。
特に登りはバテすぎて
会話もあまりできないくらいだったのが残念だったなあ。
挙句の果てに途中で足がつってしまう事態に。
シール登行は回数重ねれば慣れるだろうが
それを補う体力もつけないとやばいと感じた。
もう50代突入してしまったが
同行者はみんな年上で何と言っても
体力めちゃくちゃある。
骨折治ったら鍛えなければと痛感。
第三にみんな行動、準備などめちゃくちゃ早い。
登山はしてるのでそれなりにできると思って
いたけど冬山は残雪期といえども勝手が違うのを痛感。
まあ慣れもあるだろうが
もう少しその辺しっかりしないと。
さあ出発って時に日焼け止め塗るの忘れてて
みんなを待たせたりしてしまったり、
あと、滑る前にワックス塗るの忘れたり、
色々準備に難があったなあ。
初めてのバックカントリーのギアと装備などで感じたこと
今回使用のギアはテレマーク仕様で
板はBLASTRACKのFARTHER(ファーザー)176cm。
センター92cm、R17.6m
ビンディングは22DESIGNSのアクセルです。
ツアー用なのだけどウォークモードとの
切り替えが楽にできた。
ブーツはスカルパのT2eco
シールはブラックダイヤモンドの
グライドライト ミックススキン。
ザックはオスプレーのソールデン42。
日帰りには少し大きいかな。
ストックはG3
装備はビーコン、スコップ、プロープなどの
バックカントリーでの基本装備を準備しました。
登山の経験があるのでバックカントリーでは
登山の装備+バックカントリーならではという
感じで準備はしやすかったですね。
今回初めて行って使ったギアで感じたことは
特にグローブについて。
登りの時は暑いので薄手のグローブで
問題なかったのですが、
問題はシールを装着したり外したりの
作業の時にありました。
持って行ったグローブは夏用の薄手のもの。
撥水もないにもないのでシール作業の時に
濡れちゃって寒くて使い物にならなかった。
作業はしやすいが、山の上ともなると寒いし
素手ではとてもじゃないと作業できない。
撥水性か防水性のある薄手のはいるなと思いました。
代わりにテムレス使ったんだけど
ちょっと作業しにくかったな。
雨の時などめちゃくちゃ重宝するけどね。
ということでグローブって結構大事だなと感じた。
そして、怪我したのでなおさら思ったのが
ヘルメットも必要だなということ。
何が起きるかわからないから来年買おうかな。
まとめ
初めてのバックカントリーは
結果、骨折してしまうというほろ苦い
デビュー戦になったけど、
実際、行って経験できたことで色々見えてきて
いい勉強になったなあ。
まあ骨折は高い勉強代になりましたが(汗
至仏山は私がデビューするには
ちょっとレベルが高かったのかなと
振り返ってみると結果的に思うかなあ。
今度はもっと滑りの技術を身につけて
気持ちよく滑ってみたいです。
やっぱり気持ちいいよ滑るのは。
しかし、今回怪我で良かったけど、
この遊びは下手したら死んでしまうという
本当に危険な遊びなんだなと余計に思いましたね。
だからちゃんと装備、知識、体力、技術を
身につけてやらないとダメだなと思ったので
来シーズンはしっかり準備したいと思います。
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